人生のロスタイムを手に入れたダメおやじの92分一本勝負…
イタリア・シチリア島のパレルモに暮らす中年男パオロは、交通事故に遭遇し天国の入口に着く。あまりにも短い寿命に納得出来ず猛抗議すると、計算ミスが判明し寿命が延長され、92分間だけ地上に戻れることになる。
これまでいい加減に生きてきた自身を猛反省したパオロは、人生に後悔を残さないために家族との関係を改善することを誓う…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
人生は1度きり。
だから、悔いを残さないように、日々を大切に過ごしましょう…って事を言いたいんだろうけど、何にも心に響かなかった。
何故なら、この作品の主人公パオロに共感出来ないから…
妻となるアガタに恋をして、結婚するところまでは、誠実で良かったんだけど、
アガタが妊娠した途端、生来のだらしなさがあらわになっていく。
長女アウロラが生まれ、アガタが大変な時、さも他人事のように"大変そうだな"
という感じで子育てを手伝うこともないばかりか、アガタのママ友に手を出し浮気を繰り返す。長男フィリッポが生まれる頃には、浮気は激しさを増し、また飲み歩くことも…
その態度は、同性の自分から見てもかなり酷い。そして、その事に罪悪感を持っていないところも…
って感じなので、途中で観るのを止めようかと思ったほど…
何とか最後までは観たんだけど、やっぱ何も突き刺さらなかったし、心も揺り動かされなかった。
他の人からみたら、他の感じがあるかも知れないけど、個人的には嵌まらない作品でした。
