nu

ある日、ピナが…のnuのレビュー・感想・評価

ある日、ピナが…(1983年製作の映画)
-
初アケルマンが意図せずピナ・バウシュへの入門編を兼ねた。ピナ・バウシュは様々なテーマ、ここでは愛や誇りに思っていることについて他のダンサーに尋ねる(その様子は省略される)。これらのことが舞台へと反映され、ひらめきは内側から生まれるものなのだと気づく。顕著なのはガーシュインの「The Man I Love」を手話で披露するダンサー。異なる言語で見せているに過ぎないのかもしれないが、一つ一つの繊細な動きに心を揺さぶられた。その他の舞台も同様で、ダンスの知識が足りない私は頭で考えるというよりは感情に身を任せながら見ていた。演者に口では多くを語らせず、断片的に様々な映像を見せるスタイルも私の鑑賞の仕方と融合していたように感じる。
nu

nu