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戦艦バウンティ号の叛乱のmarnimのネタバレレビュー・内容・結末

戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

第8回アカデミー賞受賞作品。
実在の事件を元に映画化された作品で、歴史的な観点からしても、とても見応えある作品であった。
航海中の嵐や凪での過酷さ、水や食料の不足等、当時の航海は命懸けだということが大いに伝わってくる。
冷酷非情なブライ船長と、正義感溢れる反乱事件の首謀者クリスチャン(クラーク・ゲーブル)とが、ブサイクと男前という分かりやすい対比で描かれているほか、南国の楽園タヒチと過酷な船上生活とが、これまた天国と地獄のような対比で描かれている。
乗員全員がブライに反旗を翻すかと思いきや、ブライ派が多かったのは意外であり、あの小舟でも諦めないブライの精神力は見事という他ない。
最後のバイアムの裁判のシーンは、ブライの横暴をぶちまけたまではよかったが、ブライの罪は問われないままで、やや消化不良な感じが残った。
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