CANACO

コンフィデンスマンJP 英雄編のCANACOのレビュー・感想・評価

3.3
2022年公開の、田中亮監督&古沢良太脚本作品。映画版3作目。

どんでん返し好きなのでドラマ版から全て視聴。プロットはさすがに「このくらいは読まれるだろう」と計算して練られた印象。シリーズを見ていたら読める展開はいくつかあり、大体当たる。でも、そのちょい上くらいを攻めていて、つまらなくはない。

過去に登場したキャラを丁寧に拾っていて、演じた役者もたくさん出てくる。タレント名鑑のようにとても賑やか。個人的にはちょっと賑やかすぎる印象で、『マスカレード・ナイト』を見た時を思い出す。フジテレビらしい娯楽作品なので、楽しめる人は楽しめると思う。

以下あらすじ。

かつて英雄と呼ばれた稀代の詐欺師「ツチノコ」。3代目ツチノコの教え子だったダー子、ボクちゃん、リチャードは、その3代目が他界してから2年間、オサカナ釣り(詐欺)をしない生活を送っていた。その3人が、世界遺産の島・マルタ島を舞台に、7日間で誰が最も稼げるか真剣勝負を始める。負けた者は勝者の言うことをなんでも聞くという約束で。

ダー子とボクちゃんはスペイン人の元マフィアと内縁の妻に取り入り、時価約20億円の「踊るビーナス像」を狙う。しかし、それぞれが変装して接触し始めたとき、インターポール(国際刑事警察機構)の刑事や日本の警察がやってくる。そこから始まる壮大なコンゲームの物語。
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