Yuri

アウシュヴィッツ・レポートのYuriのレビュー・感想・評価

3.7
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所跡地の草原に座って夕日を眺めた日を思い出した。
ベルリン・ユダヤ博物館の展示などにも触れた後でこの映画を観ると、終盤の英語でのやりとりの切実さで込み上げてくるものがある。
やや最後があっさりすぎるように感じたが、あの終わり方で結果的に考えさせられる余白があってよかったのかも。 1人でも多くの人を救うため1秒でも早く行かなくてはと歩みを進めた彼らの気持ちを考えると、7ヶ月の月日は気の遠くなるような時間に違いない。一行の重みを感じる。
途中のカメラワークは酔うけど、自分は感情移入するのに良い演出だなと思った。
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