砂利川権兵衛

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版の砂利川権兵衛のレビュー・感想・評価

3.9
この物語に「名美」は存在しないけれど、それでも依頼人の少女は紅次郎=「村木」が救うべき「天使」だった。掃き溜めのような世界、土壺のような人生で、ただ踠くことしかできなかった男女の姿がやるせない。ラストは希望か新しい悲恋の始まりか。