TooruHirono

リトル・シングスのTooruHironoのレビュー・感想・評価

リトル・シングス(2021年製作の映画)
3.5
the little things/2021年/アメリカ


久しぶりのデンゼルちゃん(うちの家族ではそう呼ぶ)、【ローマンという名の男】ぶりの作品だったが、やっぱり存在感というか圧倒的というか出ているだけでスクリーンを掌握するくらいのオーラが伝わってきた。昔、彼はお父様が信仰の厚い牧師さんで、自分はたとえ役であっても悪役を受けないというのを聞いたことがあったが、ほんとなのかな?

さてストーリーはこんな感じ。
以前は有能で検挙率NO.1の刑事だったがある事件をきっかけに精神を病み現在は田舎に勤務しているジョー。
刑事時代に捜査していた未解決のままの事件と同様の手口がロサンゼルスで性犯罪の連続殺人事件がおこり、その担当警部から事件解決の手伝いを頼まれる。人が見ない角度からの大胆な視点から、ある容疑者を割り出していくが。。。その結末は果たして正義と呼べる解決策だったのか。。。最後まで見ないとわからないドラマのようなスリラーな展開。

おそらくみなさんのレビューにもあるように色々とモヤモヤするオチではありますが、世界中でこの物語と同じようなことが起こっているのだろうと感じたものね。それぞれの役者さんの人間味(特にジャレッド・レトーの不気味さと滑稽な表情、スバラシ)とリアリティな部分が伝わってきたものね。

でもラミマレックが刑事役で最初に登場した時は「あっ、多分犯人だろうな」という先入観は、いい意味で裏をかかれてしまった。

the little things = 些細なコト

自分にとっては些細なことでも、他人にとってな重大なコトであったり
逆もまた然り。物語の中にこの言葉がちりばめられ、それによって人生変わるのかもΣ(゚д゚lll)


最後の結末、どう捉えるか、これも些細なコト?重大なコト?
TooruHirono

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