けっけ

リトル・シングスのけっけのレビュー・感想・評価

リトル・シングス(2021年製作の映画)
4.5
ジョン•リー•ハンコック氏が監督と脚本を務めた意欲作。配信にて鑑賞


どこか影を秘めた保安官ディーコンをデンゼルが老練な演技で見せます。
相棒は血気盛んな若き刑事バクスター
(ラミ•マレック)


こんな内容ですから、全編通して暗く静かな場面が続き、ディーコンの過去の回想が中々の頻度で挿入されるので、ここでテンポの悪さを感じる視聴者は一定数いそうです。
しかしストーリー自体は丁寧に作り込まれています。
ディーコンの天使発言や、事件に対する意味深なスタンス、赤いバレッタ演出もこの事件を通して自身が救われたかったのか?
失意のバクスターも偽りの真実とはいえ、救われたのも事実。

所謂メリーバッドエンドですが、むしろ自分ならどう感じるだろう?と視聴者自身に様々な解釈をさせるのは流石です。
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