叡福寺清子

リトル・シングスの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

リトル・シングス(2021年製作の映画)
3.5
拘泥した過去はいつまでも付いて回るものです.本人が忘却しようが,今でも引きずったままでも,おかまいなしに.まるで黒いGみたいなヤツです.いや,黒いGはコクローチで退治できるだけ,まだマシですか・・・ってあたしゃ何言ってんでしょうね.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.

看板の電球破損が事件になるような片田舎で,保安官勤務するジョー・ディーコンさん.ある日上司から雑用を言いつけられ,古巣であるロサンゼルス郡保安局に赴きます.実はジョーさんはかつて15年間検挙率No.1の凄腕刑事でしたが,今では保安局から煙たがられる存在に.おりしも保安局では連続女性殺人事件の捜査が煮詰まっており,担当刑事のバクスターさんは思いつきでジョーさんに事件現場に誘います.その連続殺人こそ,ジョーさんの忌まわしい過去に関わる事件なのでした・・・

バクスター刑事の中の人がラミ・マレック.で一時的にですが相棒となる刑事がジョー・ディーコンってのは,なんかクイーンっぽい・・・というかボヘミアン・ラプソディっぽいです.まぁボヘラプは未だ未視聴なんですけどね.

で他のレビュワーさんの意見を拝読するに,やはりラストに納得がいってらっしゃらないご様子.そりゃそうでしょう.一歩間違えれば,あれは完全にジョーさんとバクスターさんのマスターベーションに他ならないのですから.もし万が一スパルマさんが犯人じゃなかったら,どんな責任取るつもりなんでしょう.それこそ,お二方とも眠れない日が永続することになるんじゃないかしら・・・

なおタイトルは作中の「小さな事が重要,小さい事が命取り」「小さな事が君を追いつめる」って台詞に基づいています・・・西川きよし師匠??