エディンバラ映画祭にて。
アイスランド映画｢ひつじ村の兄弟｣のリメイクだと見始めてから気づいた。こちらはオーストラリア映画。
40年も会話のない羊飼いの老兄弟の確執がある出来事によって関係がだんだん変わっていく話。
サム・ニールとマイケル・ケイトンが兄弟役。
醸し出す雰囲気はかなり違うもののストーリーほぼオリジナルと同じだった。一番兄弟愛を感じ記憶に残るあのシーンが全然変わっていた。しかも最後に蛇足あり。
オリジナルと全部同じじゃ面白くないと思ったからなのかどうなのか。
コメディというほど笑えるわけではないけれど、やはり所々｢そこまでする！？｣っていう兄弟不仲に笑っちゃう。
隣に住みながら40年不仲って、いい歳こいて相当だなと思うのだけど、それには理由があるというか、あることをずっと恨んで根に持ってるからなんだな。大人の不仲の原因ってそういうことは意外と多いかもしれない。
そんな兄弟が力を合わせざるを得ない状況は大切な羊たちのピンチ。
超優良羊だから愛情はもちろんあるけど、生計を立てる術としても大切にしていたもの。
それを護らなければ自分達はどう生きていく？と苦悩する姿、そこからの行動が対照的な兄弟。
オリジナル未見の(もしくは詳細忘れた)状態で見ると思わぬ展開ありのゆるいおじいちゃんコメディ的で楽しめると思う。
だけどわたしの場合、オリジナルが2015年公開でけっこうツボってまだ記憶に鮮明に残っている状態で見てしまって、当然ながら意外性は無くなりオリジナルとの違いが気になってしまったな。
おもしろいからいいけどね。
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