ちろる

今求められるミニマリズムのちろるのレビュー・感想・評価

今求められるミニマリズム(2021年製作の映画)
3.6
アメリカンドリームとは人生のミニマリズム
ミニマリズムの素晴らしさについて着目するだけでなく、消費社会でいつのまにか欲望ゾンビになっている現代の私たちに幸せとは何か?を問いかけている作品。

もしこれを買ったなら
もしも転職して年収が増えたら
もしも欲しいものが家中にある生活ができたら・・・

尽きることのない欲望。
欲望は底なしのブラックホールで、私たちはがむしゃらに働き、そのもしもを実現させようと躍起になったりする。

少し前までアメリカンドリームは、好きなものを自由に手に入れられる財力を得ることだったけど、実は私たちは消費すればするほどに自由を手放している矛盾がある。
それに気がついて自分の必要のないものを手放し、常にネットショッピングで選択する時間を必要ないと思えた時に真実の自由を手に入れられるんだろうな。

最初からAmazonの消費社会の代表的システムが例として紹介されてるけど、結構細かく映像協力してる。
決していい意味での紹介の仕方じゃないのにある意味Amazonすごい。
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