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アフリカン・カンフー・ナチスのradioradio526のレビュー・感想・評価

2.0
「第二次世界大戦後…ヒットラーと東条英機はこの世を去って…いなかった」

「アフリカン・カンフー・ナチス」鑑賞。

第二次世界大戦後、ひそかに生き延びたヒットラーと東条英機が落ち延びたガーナで世界征服の為の武道会を開催するB級…いやC?D級のカンフーアクション。
生き延びたヒットラーと東条英機は魔術的パワーを秘めた「血塗れの党旗」を用いてガーナの人々を洗脳、世界征服の為の新たな拠点を築いていた。
恋人を奪われたガーナ人のアデーは復讐を誓い、最強のカンフー取得に奔走する。

…もうストーリーを描いているだけであまりの馬鹿馬鹿しさに笑えてくる。
何かね…感動する作品とか、考えさせられる作品とかだけで映画を分かり切ったようにいう風潮は要らないんですよ…。
カルトと言われようが、B級C級と罵られようが…こういう阿呆らしい作品を愛せない人は映画ファンとして少しばかりバランスが悪いんじゃないかと思う。

日本在住のドイツ人監督(ヒットラー役も兼任)…かなりジャッキー・チェンの作品を観てるよね…オマージュどころじゃない、それくらいに傾倒している人だ。
あーかなり好きなんやろうなぁ…と何度思ったことか。
ブルース・リーじゃない…間違いなくジャッキーの方…コミカルでアクロバティックな奴が好きな監督さん…そして海外の人から見たら多分、東条英機はこういう典型的な日本のオッちゃんなんやろね。
木戸銭払って観る…正しいカルト映画、ガラガラの客席だったからマジで声出して笑った。
こういう作品を拾って観れるのは…幸せ以外の何もんでもない。
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