ジュライ

エスケーピング・マッドハウスのジュライのレビュー・感想・評価

3.1
1887年の精神科病院での実話を基にした話。
全体的に薄暗い色彩が、昔の宗教画みたい。

医師があまりにも腹立たしくて、思わず笑ってしまう。
演じるジョシュ・ボウマンのニヤけ顔が、なんともまたイライラ度MAX。演技うまいなあ。

ストーリーとしては大きく広がることはなく、狭い範囲で無難にまとめた、という印象。
ただ回想シーンは最後まで観ても意味不明だし、ヒル出すならもうちょっと何してるかはっきり描写しないと意味がないような。ある程度想像はつくけど。

一番驚いたのは、ネリーがあの看護師を許した点。
まあ許したほうが映画としての後味はいいだろうけど、私だったらあれは絶対許せないだろうなと思う……。
そして最終的には社会的な地位と権力がものを言うという、身も蓋もない事実。

クリスティーナ・リッチはオンザ眉毛のボサボサ髪でもやっぱり可愛い。
良家の子女を演じてたアンニャ・サヴィッチも美人。
ジュライ

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