カラーパープルの乙のネタバレレビュー・内容・結末

ブラックミュージック好きとしては直球に刺さる映画でした。
最近はつまらない映画を「ポリコレのせい」と揶揄する傾向がありますが、綿密に作られている映画は正しくメッセージを発信できるし、面白いと言える作品。

時代はまだまだ黒人差別のキツい時代を背景にしつつ、この作品がユニークなのは黒人社会における女性差別を題材にしてるところ。
ソフィアが投獄されるきっかけが白人女性というのも皮肉が効いている。

歌パートはとにかくかっこいい。
事前の情報をあまり入れてなかったので、Jon Batisteが出てきたときはビックリしました。すっかり時の人だなぁ。

ミスターの改心や妹がアフリカにいることなど、展開は少し大雑把に感じる部分もありますが、150分の上映時間が気にならない面白さでした。