カルロスあきお

カラーパープルのカルロスあきおのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.1
映画館で鑑賞

前の日にオリジナル作品を鑑賞してから観にいきました。

ミュージカルになることでオリジナルよりも重い部分が少しマイルドになっていて見やすくなっている印象。

ただオリジナルよりもストーリー内容が若干簡略化しているイメージ。
ただ歌があるので、メッセージ性はとても感じさせるものでどの曲も素晴らしい!!

セリー役のファンテイジア・バリーノは実際のミュージカルでもセリー役をしているみたいでさすがの歌唱力だった!

他のキャストも素晴らしい歌声で伝えたいメッセージがバンバン体に響いてすごいし、その中でもシャグ役のタラジ・P・ヘンソンが個人的には1番力強さを感じました。

映画の中の歌でこんなにも作中に意味のあるものに感じさせたのは今までになかなかなく、本当にすごいインパクトを与えてくれる作品でした。

ただ、少し「うーーん」となったのは夫のアルバートが後半に改心して最終的に良い奴で終わったところ。個人的には散々セリーを虐げてきたので良いやつ終わりが若干不服でした。

序盤の出産のシーンで産婆さん役でウーピーさんがカメオで出てきた時はうるっとしたし、こっから素晴らしいものが観れる!と実感したシーンでした。

ミュージカルの良さを最大限に引き出されているし、映画の中の歌の重要さをめちゃくちゃ感じる事ができる最高の映画でした!