KOU

カラーパープルのKOUのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

どんなに苦しい時でも、自分のことを信じて愛してくれている人がいる、自分の記憶の中にいるということが、こんなに人を支える力になるんだということを感じた。
例えその人が今は近くにいなくても、魂で繋がった記憶があれば、何年もその人が心の中に生き続けて、苦しい時に支えてくれる。

そして社会や人からの重圧に負けて、自分を信じられない時も、いつも自分に正しい道を教えてくれる人が周りにいる。
そういう人たちと過ごすことで、少しずつ自分の考えは変わっていく。自分も人生を自分で生きていく強さを持っているんだと思うことができるようになっていく。
しかし思っただけではダメで自分で行動を起こさないと状況は変わらない。
でも勇気を持って行動を起こせば、一気に状況を変えることができる。
そういうメッセージも感じた。

最後のシーンはめっちゃ泣けた。
子どもが産まれてから、子どもや家族の愛関連のシーンを見ると必ず泣くようになった…
周りでもすすり泣きの声が聞こえた。

原作は妻と一緒に洋書で読み、3分の1ほどで止まっていたが、また読みたい。
原作よりも今の時代に合わせて女性の自立にかなりスポットを当てていたように思った。
KOU

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