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カラーパープルのEDDIEのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.0
1900年代、自分の思い通りに生きられなかった黒人女性。彼女らの怒りや悲しみ、全ての心情をパワフルなミュージカルで映し出す力作。一方、尺の割にミュージカル一辺倒で彼女たちの不遇はマイルドに感じられた。ラストの感動すべきシーンもあまり響かず。

前回、観ている最中に集中力が続かずに途中離脱してしまったスピルバーグ版の『カラーパープル』をちゃんと観なきゃなと思わされました。
最新作のミュージカル版はあまり噛みあわせが良くなかった感じがしましたね。あくまで私見ですが。

誤解なきように弁明するとミュージカルシーンや歌唱はパワフルでめちゃくちゃレベル高かったと思うんですよ。
ただ映画として期待するのはそこに乗っかってくるドラマなど、心に訴えるものがあるかどうかで…ブロードウェイの舞台ミュージカルを映像化したといえば納得なんですけど、スピルバーグの劇映画をわざわざミュージカル映画としてやる意義みたいなことを考え出すとブロードウェイミュージカルで良くない?って思ってしまうわけです。

〈キャスト〉
セリー(ファンテイジア・バリーノ)
シュグ・エイブリー(タラジ・P・ヘンソン)
ソフィア(ダニエル・ブルックス)
ミスター(コールマン・ドミンゴ)
ハーポ(コーリー・ホーキンズ)
スウィーク(H.E.R.)
若き日のネティ(ハリー・ベイリー)
セリーとネティの母親(アーンジャニュー・エリス)
若き日のセリー(フィリシア・パール・エムパーシ)
ネティ(シアラ)
エイブリー牧師(デビッド・アラン・グリア)
アルフォンソ(デオン・コール)
グレイディ(ジョン・バティステ)
ミスターの父親(ルイス・ゴセット・Jr.)
ファーストレディ(タメラ・マン)
ミス・ミリー(エリザベス・マーベル)

※2024年新作映画20本目
※2024年劇場鑑賞23本目
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