オトメチカ

カラーパープルのオトメチカのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.0
スピルバーグ版未視聴。

楽曲は文句なしでゴキゲン。男社会への反抗心や、どん底の女たちのシスターフッド、尊厳を傷つけられた怒り、グッとくるシーンもたくさんあったし最後は落涙した。けどいまいちノれなかったな。なんていうか、手応えとしては、『おしん』。なんでだろうと観ながら考えていたんたけど、黒人社会の祈りと信仰を肌感覚で自分がわかっていないのが理由な気がする。『サマー・オブ・ソウル』を観た時も、ゴスペルパートで、コーラスの美しさには鳥肌立てて感激はしても、歌詞の「神」に対する姿勢は全くピンと来なかったり、なので、そもそもブラックカルチャーに対して観光客的にしか関わってない身では仕方ないのかな、と思う。なのでNot for me案件、申し訳ない。私が悪い。
あの時代の女たちのあの扱いや、クソオブクソだったけど夫や爺さんがしがみつく土地についてや、理解が及ばなくても「知っている」だけでも思いやって寄り添えることはあると思うのでノれなかったこととそれはまた別の話ね!
オトメチカ

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