「黒人、女性、貧困の逆境から解放を求め歌い叫ぶ!」
スピルバーグのオリジナルは未見。
過去の映画版のブロードウェイ舞台化した作品をさらに映画化した本作。アフリカ系の主人公とポスターを見たのでいわゆる黒人の差別を描くのかと思いきや黒人と白人の構図でなく、奴隷解放後の1900年代初頭でアフリカ系の中でもさらに男女による格差、貧困による格差が乗っかった1人の女性とその彼女に影響を与えらた女性たちの物語に。
キャストもブロードウェイ版で同役を演じていた方もキャスティングされてるようで歌唱力も素晴らしい。逆境や辛い境遇を跳ね除けるくらいパワフルな歌声に圧倒されます。
ストーリーとしては差別描写などツラい部分もありますが歌やダンスでいい具合に明るくなっているので気分落としすぎずに観れます。とはいえ胸糞描写もあるのでその辺りは要注意です。
シンプルなストーリーと力強いナンバーといいバランスよく楽しめる良作でした!