カラー・パープル
前作未観賞、原作未読なので、何とも言えませんが…と前置きが必要な気がするのは、若干のダイジェスト感があるからでしょうか
色々な表現もやや(いや、かなり?)マイルドになっているのだろうなと推察できるのもミュージカルという形を優先した故、かつ成功したあとの人生を振り返る歌唱の圧倒的カタルシスから、朝ドラ的「苦労人アネゴの一代記」に落とし込んだのかなー、という印象
この作品を入口に前作、原作と遡って、全てを総合して大きなテーマを理解してくださいね、という事であれば、申し分ない作品と言えるでしょう
おっ?と思ったのは、妹からの手紙でアフリカを幻視して、自身の民族的ルーツにアイデンティティを求める流れ。
そしてラストの大樹を囲んでの食事のシーン。
後のアフロ・フューチャリズムにも繋がる描写だと感じたのだけど、こういう「母なる大地アフリカ」みたいな眼差しって公民権運動以前にも普通に存在していたんでしょうか。
それとも、レアケースだからこそ描かれているのか。
詳しい方の話を聞きたい気持ちデス