ウウウッって嗚咽漏らしながら観た
ミュージカルシーンの音楽とダンス、カメラワークどれもめっちゃいい(舞台っぽい振付と演出)ので、
映画館で観れてよかった
ヘビーな展開が多すぎて、映画館じゃなかったら観るのやめてたかも(知ることをやめられる、選択肢があるのも特権ではある と思いつつ)
家父長制、女性差別、黒人差別、
リプロダクティブヘルスアンドライツ、DV、
連帯、シスターフッド、自立
の話でありつつ、
かなり明確に宗教映画でもあった。プロパガンダっぽいっちゃぽい。
上映時間なが!と思ってたけど、どんどん話が進んでいくし、体感5分に一回は最高のミュージカルシーンが挟まるので笑、あっという間ではあった
フルのミュージカル舞台をぎゅっとしたらそりゃこうなる笑
この(めちゃ2024年っぽいテーマの)話がそんなに前からあったの?というのに驚いた。
小説、85年版映画、舞台どれも未見なのだけど、調べねば。
男性陣はクソすぎて片っ端から万力を込めて殴りたかったし、
ソフィアの登場で「さいこうーーーーー」となった
一回殴られたら即、ラブラブだった夫を捨てるの最高すぎ
「誓ってあんたのこと愛してるけど、私を殴るならあんたのことも殺す」
ソフィア大優勝
しかし、貧困やDVから抜け出すにはお金持ちのフックアップが要る、という展開など、
やはり金、残酷だな、、、、と思ったりもした
なんで主人公が暴力クソ夫を許せたのかはさっぱり分からん
謝罪足りんくね?酷い扱いを受けたのと同じ年月土下座し続けても許せるか怪しくね?
それがmercyなの?赦しなの?わからん
なんかカットされてるのかな
舞台版のサントラも聴いてみよう
最後のシーン、暴力クソ夫が胸に手を当てて感動した動きをしてたんだけど、
「いやそもそもこんな酷いことになったのはお前のせいだぞ 青春時代は二度と戻ってこないんだぞ 泣いて土下座しろボコボコにされる覚悟をしろ」と思っちゃった
ボコボコにされる可能性を微塵も感じてないリアクションで腹立った笑
お前自分がどんな取り返しのつかないことをしたのか、ほんとに分かってるか?
フェミニズム映画だと思うとDV夫赦す(→赦したおかげで妹に会える、めでたしめでたし な)展開納得いかないけど、
キリスト教映画なんだなと思えばまあ、納得はできないけど理解はできるかな。
この作品を、しっかり潤沢な予算をつけて製作できる2024年、えらい。