グリパス

カラーパープルのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

かなり重たい内容の作品をミュージカル映画にしたのは逆に重くなりすぎずに見れて良かった
黒人の女性をここまでかというくらい奴隷のような生活を送っているセリーがいろんなことを経て妹に再会するまでの話にはかなり黒人の今までの歴史やルーツが絡んでいるストーリーは見応えがあるしそこで挫けない逆境に向かう歌がたくさんあって良かった
自分より下だと思う女性や自分が惹かれない女性には偉そうに暴力も振るうが自分が惹かれている女性に対してはペコペコする立場が逆転する態度は観ていて反吐が出た
特にI’m Hereが流れたあの力強い歌声と演出はこの映画の頂点だと思う
ミスターが最後の最後でいいやつになるのは本当に良かった
黒人の扱われ方が酷い時代背景が余計にこの映画の逆境に向かう人間の強さを表すのに適していると思う
自分だったら絶対に絶望して死ぬようなことでもセリーはそれでも妹と再会するためにいきありのままの自分を愛することができる素晴らしい心の持ち主だと思った
単純なことを言っているところをミュージカルにするのはよくわからなかったしする必要性がわからなかった
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