TakuoAoyama

カラーパープルのTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後まもなく開館した福岡中洲大洋映画劇場。2024年3月末にその78年の歴史に幕を閉じるその老舗映画館で鑑賞。

1985年の元ブロードウェイでの舞台作品を原作にスピルバーグによってリメイクされたミュージカル映画。ブロードウェイ版と同役を演じた役者も何人か。

女性差別、黒人差別が根強く残る地域での強制結婚、タダ働き、暴力、近親相姦、人身売買(牛一頭と卵)の数々。ミュージカル調にして無ければもっと凄惨な映像に映っただろう。

たった一人の妹ネティとさえ、引き離され、セリーに心の癒しはどこにもない。

男にも負けない勝ち気なソフィア、全ての男を虜にする歌い手のシュグ。そんなセリーの近辺に彼女の価値観を壊してくれるヒーロー達が現れ、セリーも次第に変わっていく。

そんな中、市長に立ち向かい投獄されたソフィアは可哀想だった。

ラストは改心したミスターがネティの入国を手伝助けし、再会を果たす。

「抵抗しなきゃ 命あるうちに。」

「あんただけが私を諦めなかった。神がいると思えた あんたの中に。」
TakuoAoyama

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