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カラーパープルのこのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

圧巻のミュージカルシーン!
本当に舞台のミュージカルを観ているような迫力のある歌唱、ダンスに大満足。
音楽にのせて過酷なシーンは前向きになれる形に緩和され、感情的なシーンはより増幅されて伝わる。
ミュージカルのいいところを存分に楽しめる映画だった。
題材が題材なので複雑な気持ちになる部分もあるけれど、全体的にうまくエンターテイメントに昇華されていると感じた。

主人公セリーは差別や貧困にまつわる観ていられないほど過酷な境遇におかれているが、強く楽しく時には反抗を見せるソフィ、シュグに出会い自ら人生を切り拓いていく。
改心したミスターのことも赦し友として生きていくところに宗教観の違いを感じた。
あんな仕打ちをされてもなお赦さなければいけないのか。妹の件でかなり見直したが、セリーはそれを知らないだろうに。。
そもそも改心……するか……!?と思うし、そのきっかけだって戻ってくると信じたセリーが戻らず畑も害虫騒ぎ、人生がうまくいかないことを悔いてのことだった。
その辺はかなりご都合展開で、最後に妹が自分の子供を連れて帰ってくるのも奇跡に思えるが、ミスターを含め全員が笑顔でハッピーエンドを迎えていてとても後味はよかった。
こ