あいでぃー

漁港の肉子ちゃんのあいでぃーのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.3
まさかの泣ける系映画だったとは!
さんまプロデュースで大竹しのぶ、Cocomiが声優、西加奈子原作ということだけ予備知識として入っていたけど、
こういう展開のストーリーとは。

最初はアニメーションも内容もギャグっぽくて、さすがさんまだな~なんて思ってたけど、最後はちゃんと泣かされました。
Cocomiさんはフルート奏者でもあるし、キレイな人だなと思っていたけど、こんなに声優としての才能がおありとは!
(最近観た映画版アンパンマンのゲスト声優、榮倉奈々さんの大根声優と大違い! 演技は好きなんだけど)
いや、だから声優って難しいんだろーな~なんて思ってたところにこの見事な声優っぷり。
透き通った、大人っぽい小学生の役にぴったりでした。

肉子ちゃん、最初は「わ~こんな女性やだな~ ギャグでしかないなー」と思ってたけど、
う~ん、なんというか…
尊敬もしないし、頭も良くないな~、損してるな~と思ってしまうんだけど、
この生き方も素敵な人生なんだろうなと思えるようになりました。

他人から見て評価される生き方よりも、
自分がその時その時で満足する生き方の方が、幸せな死に方が出来るのかも。

かと言って肉子ちゃんのようになりたいかと言えば、う~ん、、、

と、考えさせてくれたこのアニメはめちゃめちゃ面白かったです!
あいでぃー

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