このレビューはネタバレを含みます
予告編+冒頭映像で見どころ網羅?!でも、オチはいい。
ヤンキーOLたちによるOL界の覇権争いに巻き込まれたカタギのOLを描くコメディ。
これは、惜しいの一言。OL×ヤンキーっていう着想と、「架空OL日記」にも通じるバカリズムの観察眼によるOLあるある&ヤンキー漫画あるある。さらにぴたりとハマったキャスティング。ここまでは100点満点なんだけど、ストーリー展開と見せ方のバランスが微妙に良くないから、今一つ乗り切れない。
前半は文句なし。それが、直子(永野芽郁)と蘭(広瀬アリス)の立場が入れ替わる中盤から失速。本来、OL×ヤンキーのギャップコメディのはずが、中盤以降はただのヤンキーバトルものなっちゃってる。っていうか、会社に来なくなった蘭に、誰も連絡とってる様子がないっていうのはどういうこと?
アクションも長過ぎでアラが見えちゃってる。そもそも、このキャスティングで本格アクションは無理だし、観客もそこは求めてないので、ギャップ演出の一環に留めておくべきだったと思う。アクションを見せ場にするなら、主役は永野芽郁じゃなく川栄李奈にすべきだったかな。