田中直子(永野芽郁)は企業の三富士株式会社で働いていた普通のOLで、会社の裏で巻き起こる社内の派閥をめぐり日々起きるヤンキーOL(！)のバトルを傍観していた。ある日、超強いヤンキーの北条蘭が中途採用でやってきた。激化した社内抗争で強敵達を蘭はあっさりとやっつけ、会社のTOPに君臨した。その事により近隣企業のヤンキーOLからも目をつけられ・・・
バカリズム脚本のコメディー映画。
普通の会社内でヤンキーOLが暴れて喧嘩する(普通の会社とは←)、というシュールなネタで最後まで突っ切ってました。観終わっての感想は一言「バカバカしい…！(笑)」。
一歩間違ったら激しくコケそうな設定ですが、演じる役者陣が本気で挑んでバカを大真面目にやっており最後まで笑えて楽しめました。
随所にバカリズム節がさく裂。本人も社員としてチョイっと登場したりで、かなり楽しんでそうでしたね。
普通のOL田中直子役の永野芽郁のモノローグで「まるで漫画のような…」と都度語られるのですが、ストーリーは漫画そのまんま。舞台を学園とかから会社に置き換えただけで、ひと昔前のヤンキー漫画のような展開が続々と繰り広げられるという。
脇役と思わせる人物が実は・・・とか、伝説のOLのもとで修業するとか、パワーがインフレしていくさまはドラゴンボールっぽかったりと、ジャンプの王道的不良漫画のような超ベタな演出と笑いがハマるかどうかで好みは分かれそう。
永野芽郁と広瀬アリスがかわいいのでそれだけでも満足ですが、脇を固めるヤンキーOLでの菜々緒や川栄李奈、大島美幸も面白いキャラを好演。
さらにはライバルOLに遠藤憲一や勝村政信、松尾諭といった配役で、無茶苦茶な世界観にさらに毒が注入されてました。笑
細かいこと考えずに頭空っぽにして楽しめる映画かと思います。
2022/02/06(日) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2022-005]
