おはなだ

スーパーノヴァのおはなだのレビュー・感想・評価

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)
3.7
「失うのが悲しいなら、それは良きものだったのさ」

互いを思うが故にぶつかり合う二人の考え、どちらの気持ちもとても理解できるもので、だからこそ苦しかった。
キャンピングカーで巡る美しい自然、二人で眺めた星空、温かい姉夫婦と友人達…。サムとタスカーは互いに何を思いながら旅をしたんでしょうか。
もしタスカーの望みが叶ったのだとしたら、彼の星の欠片はきっとサムを形づくるものとなったのでしょうね。

最後にサムが弾いていた曲はエルガーの「愛の挨拶」
これは作曲家エルガーが結婚式のとき、妻から貰ったポエムへの返礼として作られた曲だそうです。ロマンティック。
しんみりと泣けるいい映画でした。
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