「ファーザー」の後に認知症つながりで鑑賞。
息を呑むほど美しい景色、同性愛とかを超越したふたりの深い愛、周りの人の差別も偏見もない温かさは、とても心地よかった。
「失うのが悲しいなら、それは良きものだったのさ」
それだけに、終盤のストーリーが冗長に感じられて、惜しいなと思ってしまった。
愛する人の重荷になりたくない。それはそうだ。
愛する人とできるだけ長く一緒にいたい。それもそうだ。
誰だってこの状況になれば抱えるであろう葛藤に、どのように折り合いをつけるのかを、もっと描いてほしかった。
そこでただきれいに終わらないでほしかった。