戦争記念館設立を目指す市長と設立に反対する戦犯遺族の攻防を描いた話。
戦争について語ること、平和について語ることは、世代や立場によって大きく異なるもので、とても難しいことである、と。
結論に導かず、混沌としたまま終わるところがインパクト大。
終映後、河合健監督による舞台挨拶。
「戦争を知らない世代として、混沌とした作品にしたかった。」
「制作していく中で、主演の吹越満さんが演出を手伝ってくださったり、アイデアを出してくださったりと、積極的に参加してくれたことが嬉しかった」
といった主旨のコメントを、力を込めて語っていた。