K

なんのちゃんの第二次世界大戦のKのレビュー・感想・評価

2.5
外来種の亀の大量繁殖問題に悩まされる架空の街を舞台に、太平洋戦争、戦時と平時を考える。

「あなたにとって平和とはなんですか。」

戦争を知らない人間が戦争も平和も語れない。当時の流れがあって、誰しもが被害者だったとも言える戦時、戦争が終わった途端に、戦犯、反戦、と対立し合う。

もうちょっと時が経って平和ボケした我々はまた、そんな時代の流れに生きていて、なんとなくマジョリティ側にいれば、本質なんて関係なく安泰な気分でいられる。

どんな風に生きたいかは本人次第だけど、問題に向き合おうとするならば、真剣に向き合わないと無意味で滑稽でしかない。
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