二瓶ちゃん

なんのちゃんの第二次世界大戦の二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

3.7
何気なく気になっていたけど、配信されていると知って鑑賞。



見逃してはならない自主制作映画であるとは思う。配給なんのちゃんフィルムってこれ絶対自主制作でしょ。いろいろまずすぎて普通にやれる映画ではないと思う。

まぁ何というか、アナーキー。吹越満。

子供同士のアクションシーンや、カメに恨みでもあるかのような激しい描写、激しすぎる石屋の家族。石の切れる撮影よくやったと思う。

ってかなんのちゃん、大人顔負けの演技。

現代においてもまだ終わらない人々の心の中の戦争。その落とし所とは、そもそも今日的価値観における平和とは?みたいなそういうところを追った作品だとは思うんだけど、尖ってはいるけども映画としてはもう少しストレートなアンサーを示さないとこちらはただ悶々とするだけ。考えさせる要素があるにはあるが、混沌としているのみ。

いろいろ強い人たちが出てきて、問題が同時並行にいくつも発生して、映像として見せられるものが強すぎて、きっと本筋なのだろうなんのちゃんのおばあちゃんの話と市長のおじいちゃんの話が、、、まぁおじいちゃんの過去に嘘があるのはわかるんだけど、では事実はどうだったのかがこちら側にはしっかり伝わらなかった!でも映像としては挑戦的だった!ということでこの評価。

日本の国旗の真ん中に弾丸。