中身は大分ハードで強烈な違和感に襲われた。
新宿のヤクザと密入国者の中国人とのやりとり。
ジャッキーは抗争に巻き込まれ徐々に存在感を増していく。つまりは底辺からのし上がっていくような状態に。
ここで力で納得ではなく、仲間内の信頼を勝ち取ってのし上がっていく。
この見せ方は意外すぎる。
ヤクザに襲われるシーンなど、ジャッキーそんな奴ら簡単にのしてくれよと叫びたくなった。
戦わないジャッキーには相当にがっかりするが、これは年齢を重ねたアクション俳優は当然のことかもしれない。アクションがなくなればスクリーンで表現するには演技力が必要だ。
血なまぐさいやり取りもある種傍観。徹底的に痛めつけられても、反撃は観られない。
中国では公開されないのも納得だ。
ジャッキーが娼婦を買ってのセックスシーンなどこれまでは有り得なかった。
日本人キャストも大挙して出ており、買収すればだまるなど、おかしい日本人の描かれ方も当然されている。
ラストも唖然とする結末だった。