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戦場のメリークリスマス 4K 修復版のTZKのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

見逃してた名作をスクリーンで見ました。
まぁしょうがないけど40年近く前の映画なので、流石に色々と古い。 教授、ボウイ、武、トム・コンティはじめ役者の力にかなり支えられているというか。

映画と言うより巨大なセットを使った演劇のように感じてしまった。 
お話はサムライ的美意識をちょっと押し付けすぎというか‥でもそこを抜きにするとこの映画の魅力は損なわれるし、難しいところ。 セリアズの生死はぼかしてもよかったんじゃないかなとも。
極限的状況で同性愛が発生するのは分からなくもないけど、あんまり極限という感じでもなかった。
あとセリアズの過去話はかなり取ってつけた感があった。
ヨノイもナレ死みたいな死に方じゃなく、もう少し報いを受けてほしかった。
でも根は善人だけど、状況のせいでクソ野郎化する人間像はあとから考えるとよく伝わってきました。


映像面では映像の作り方とかが間とか余白を感じさせて、日本人が作った映画なんだなぁという感じはしました。
邦画の戦争映画の似たようなものを全然見てないので、同種のジャンルには少し興味がわきました。
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