このレビューはネタバレを含みます
これは不幸な物語りなのか?
観始めていくと、ある種のコメディ映画だと気付かされる。
癌を抱えて人に流される長女、夫の不倫に悩まされて宗教に従事(依存)する次女、創作活動といいつつスナック菓子とアルコールに溺れる三女。
みな社会に苦しみながら、何かに依存、流されるように生きている。
この苦しみは社会のせいだろうか。
終盤で父による虐待(妾に生ませた長女と弟はDVをうけ)、それを助けられずに苦悩していた次女。
家族問題のトラウマからだったと、物語は示されていく。
孫から促されても謝罪しない父は、頭をガラスにぶつけ、自ら身体を傷つける。
怪我するくらいなら、謝ればいいのに。。
弟の奇行により、感情を吐き出せた姉妹たちは、結束を深め、海で初めて?全員笑顔で写真を撮り、映画は終わる。
三女がメンヘラっぽいけど、一番姉や弟の変化に気づき、母親業に張り切ったり、可愛らしい。そこに夫も惚れたのだろうなーと思わせる。