前作も鑑賞済みだし原作も好きだし、当然劇場へ。
完結していない原作の「ファイナル」ってどうなのよ、と思わないでもないけれど、まぁ「頭脳戦」パートは確かに終結している気もするし、映画版のファイナルはこれでいいのかもしれないし、「頭脳戦」と付いていない続編の可能性があってもいいわけで。
原作ファンではあるけれど、アニメ版は観ていない。
原作ファンの視点から・・・うん、久々に「頭脳戦」を見たかもしれないな。
前作よりは激減しているし、コメディ要素も減少気味で、シリアス割り増しではあるが、原作もそんな塩梅なのである意味原作と同じ配分でリスペクト。
・・・なので、原作を知らない層が純粋な映画としてどんな感想を持つかは分らない。
書記嬢のアホっぽさも割増されていて良いし、前作同様のオッパイ要員な活躍も良い。
体育祭、文化祭辺りを軸に、石上の過去辺りを語りつつ、恋模様もかすめつつ、進路の流れまで。
恋愛は好きになった方が負けである。
告白した方が負け・・・故に、どうにかして相手に告らせたい・・・そんなテーマが主軸の話であるが・・・。
月を眺めながらの会長の台詞は、そのまま敗北宣言な気がしなくもない。
スーパーウルトラ成績のいい秀才天才の二人だもの、夏目漱石ぐらい知識はあるだろう・・・。
そんなオチがくるかな・・・と思っていたけど・・・。
巻数の多い原作の映画版は、ダイジェスト気味になりがちなのはある程度仕方がない。
時間が許すなら、既刊+前作の予習の後に鑑賞すると、いろいろ隅々まで見渡せて面白さが増すと思う。
マンガ原作の場合、どうしてもマンガヒロインのかわいさの印象が残ってしまい、実写が見劣りしてしまうことも少なくないが・・・。
原作のかぐや様も超絶美人だけど、橋本環奈はそれにも増して可憐で美しくて可愛いので問題ないという希有な作品なのです。