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ボストン市庁舎のSSのレビュー・感想・評価

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)
4.0
ボストンと名のつく会社で働いてる私としては観なければならなかった本作(こじつけ)
私を除く家族全員が地方公務員で、
「お爺さんお婆さんの話が終わらない」とかいうぼやきも散々聞いてたので、
ネズミ駆除の件で身の上話を始めちゃうおっちゃんの姿はめちゃリアリティあった。

観ながら瞬間的に思ったのが、
「これくらいして、やっと "国民(市民)の声を聴く政治"って言えんじゃない?」
ってことで。
まあ国のトップと市のトップだと仕事の規模とかレベル感も違いすぎるし何とも言えないものの…
これくらい目線を一般市民に合わせられないと、傾聴は謳うもんじゃないだろうなとか思いました。

それにしても、ウォルシュ市長は色んな市民コミュニティに顔を出して市民の声を聞いてるのに、我が区の区長には一度だって会ったこともないな。
そう思って一瞬区側のせいにしかけたけど、いやいやそれは自らリーチしようとしない自分も悪い、と思い直し。
どのレベルの政治においても、政治家と一般市民との対話は不可欠であり、それは何方が持ちかけても良いはずであり、持ちかけられたらちゃんと議論すべきであり。
その素敵なお手本を見せてもらった気がした。
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