ツタヤ

ボストン市庁舎のツタヤのレビュー・感想・評価

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)
3.0
ボストン市役所や市長の取り組みがひたすらに列挙されていく274分間の長尺ドキュメンタリー。

警察、消防、高齢者やホームレスの支援、駐車違反、害虫駆除、住民会議などなど、さまざまな事象をフレデリック・ワイズマン監督のカメラは収めています。地方自治の適切な運営はなされているのか。市民の命と暮らしは守られているのか。あらためて周辺自治体の行政について考えるキッカケ作りにはなりそうな作品でした。

ただ、映画としては編集にメリハリがなく魅力に欠ける印象。芸なく尺だけが延びたようにも感じてしまいます。個人的には勉強だと思って耐える時間帯も長かった。まあキネマ旬報ベスト・テン外国映画で第2位に選出されるだけあって、評論家ウケは良さそうですけどね。これは社会課題への問題意識が低いと思われそうで、低評価を躊躇してしまうやつ。笑
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