なおき

パイレーツ:失われた王家の秘宝のなおきのレビュー・感想・評価

3.0
前作とは監督やキャストが違うし、ストーリー上の繋がりもないので、前作を見なくても問題ない親切設計。
その代わり、コミカルな海賊やら官軍やらが宝を巡っての争奪戦が展開されるところは前作と一緒だ。


ただ、前作よりは人間関係がシンプルになって見やすくなった反面、やたらドタバタしていて、コメディ面が強調されすぎて、マンガの実写版のようなノリになっている。
そのせいか、あんまり殺伐してなくて、緊張感が薄くて、アクション映画としては弱くなってるのは事実。
クォン・サンウ演じる悪役もアクションはいいとしても、思ったより出番も存在感も薄めだしなあ。



とはいえ、前作に負けず劣らずCGを用いたスペクタクルは健在で、大波や渦潮や海戦は迫力いっぱい。
相変わらず時代考証や史実の描写はうさんくさいが、アクションエンタメに振り切っているので、そんなには気にならない。


あと、大波を船で突破する場面が『ONE PIECE』でのビッグマムが起こした大波をジンベエが操舵するサニー号で突破する絵面にそっくりなので、ひょっとしたらパクってるかもしれません
なおき

なおき