セーマン

茲山魚譜 チャサンオボのセーマンのレビュー・感想・評価

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)
5.0
さすが、百山大賞受賞作。傑作でした。

朝鮮のキリシタン迫害の歴史も初めて知るところでしたが、両班(ヤンバン)と庶民の身分差別の問題、都会と田舎の地域格差の問題、学問領域の優劣の問題など、結構いろいろなテーマが詰まっている映画でした。

でも一番はヤクチョンとチャンデの師弟愛(友情)のドラマです。二人の個性がとてもよく演じられていた、そここそ最大の見どころです。最後、チャンデが島に寄る場面には思わず涙してしまいました。

美しいモノクロの映像と主役から脇役まで韓国俳優の演技の深さ。傑作です。

強いて言えば映画の題名。チャサンオボ、何回唱えても覚えられねー!
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