カルビ

楽園の夜のカルビのレビュー・感想・評価

楽園の夜(2019年製作の映画)
4.0
監督は、『The Witch』のパク・フンジョン。「追い詰められたヤクザが、南の島で最後の時を過ごす」という北野武『ソラチネ』によく似たプロット。逃げた先の島で、余命いくばくかの女と出会う。無骨だが、根は真面目な主人公テグと、無鉄砲な女性ジョエン。孤独な男女が出会い、心を通わせていく。
死への強い意識が、二人を強く引き寄せる。運命共同体となった二人の、付かず離れずの関係性が絶妙で、何とも美しい。
「キタノブルー」ならぬ青い映像が印象的。また、バイオレンス描写が爽快。ラストシーンは、気持ち良すぎて、もはや笑ける。
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