たけひろ

マルコム&マリーのたけひろのレビュー・感想・評価

マルコム&マリー(2021年製作の映画)
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映画監督のマルコムと女優のマリー。

マカロニ&チーズに舌鼓を打ちながらテンション高く悪態をつく。

愛憎の矛盾。

演劇の二人芝居のような、格闘技の対決のような、ワンシュチュエーションでの攻防。

あまりにも巨大なエゴのぶつかり合いと、語彙力を駆使したマシンガンのような口撃に、苦笑してしまった。

愛の囁きも、憎しみの罵詈雑言も、あくまでも本音で、互いが互いを必要としているからこそ、苦しむのでしょう。

たとえイニシアチブを獲得して、白黒つけたとしても「勝った!」ということにはならないのに。

きっと。

掛けられたい言葉を、自ら伝えなければならないの、切ないね…

豊富な語彙力を、愛の言葉に生かせたらね…

過去をほじくり返しながら睨み合って闘うのではなく、未来に向かって共に歩む、幸福な未来を願ってしまう。

(自戒を込めながら)

愛や尊敬を確信すると、その相手を軽んじる人、知ってる笑

ふたりには、ペットを飼うことをお薦めしたいです。

そのペットの、第三者としての客観的な、引きの視点も描かれていたなら、滑稽味が生まれて、作品の魅力が増したかも。

コロナ禍での、ステイホームな厳しい条件下での映画製作を決行した心意気に、心から拍手です。
たけひろ

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