あゆこず

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイのあゆこずのレビュー・感想・評価

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アンドラ・デイの歌がすごくて、とりあえずそこに引き込まれます。いや歌は素晴らしかった。

たぶん創作の部分が多くて、「評伝映画」を撮りたいわけではなかったんだろうな、という…

原案本(「麻薬と人間」)未読なんですけど、薬物やDVの方向に行ってしまう人間を描きたかったのかなー、と。現代に通じるテーマとして。

主人公はどうしてもいわゆる「幸せ」な選択をしない(できない!)んですけど、
できない環境を作った何かに対して怒る、立ち向かうことは止めない。
怒り続けているからこそ楽な方に行けない。

その辺がとてもリアルで、やっぱりこれもMeToo映画の流れにあるんだろうな、とも思いました。BLMというよりそっち。いろんな意味で。

ちょっと要所要所粗くはあるのと、結構エンドロールが台無しっちゃ台無しなんじゃないかなーとも思った。
若干中途半端かなあ。見応えはあった。

原案読みます。
あゆこず

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