Kapporiya49

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイのKapporiya49のレビュー・感想・評価

2.0
2021年に聴いた曲の中でもBest 30級に好きだったのが、Andra DayのPhone Diesという曲で、彼女の他の曲を探したところStrange Fruit他、この映画のサントラ曲を知った。
え?この人、映画でビリー ホリデイ演じるの?と驚いた。

そして、予想を上回る熱演!
初めての演技でここまで出来るものなのか?と疑うほど。

しかし、この熱演は、恐らくこうせざるを得ない状況、環境に追い詰められたからなんじゃないか?と思った。仕事を引き受けた以上ここまでやらざるを得なかったのでしょう。

スコア的には、彼女の熱演と企画の良さで2点、あとはゼロ点です。

とにかく、色々と過剰。
セックスも過剰、ドラックも過剰。
そこまで描かなくてももっと上手く出来ませんかね?と思うし、恐らく脚本と監督の演出がオーバー過ぎると思わずにいられない。

本作を観るための予習として監督の代表作『大統領の執事の涙』でも同じことを感じたけど、映画の企画には製作されるべき大きな意義があることに間違いないんだけど、やっぱり映画としては上手く出来てない。
追加で言うと、なにこのシーン?必要?というシーンも幾つかあった。

スピルバーグの最高な『ウェストサイド ストーリー』を観た翌日ということもあって、とにかく映画としての下手さを痛感させられる作品でした。
Kapporiya49

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