まずはオープニング、なんですかこの写真は！これは現実ですか？
黒人へのリンチに対して規制する法律が議会を通らない、そんな酷い時代があったのか、と思いきや2020年でも法律は通ってないとのこと。
アメリカ映画の良い点は自国の過ちをしっかりと記録しているということ。これは日本映画がなかなかできないことなんですよね。
ビリー・ホリデイと彼女の代表作「奇妙な果実」についての作品。
なぜこの曲が危険視されたのか、その歌詞の意味を非常に分かりやすくショッキングに描いてます。
彼女自身は凄惨な幼少期を過ごしており、そのためかドラッグ依存、アルコール依存となるわけで、感性が豊かで不安定な女性アーティストならではと言えますね。
彼女の足首にかけられた手錠。これは言うまでもなく黒人奴隷の足枷の意味ですね。
