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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイのTKのレビュー・感想・評価

4.0
連邦麻薬捜査局と南部の黒人リンチ問題を歌った「奇妙な果実」ビリー・ホリディの争いのストーリー。ビリー・ホリディだけでなく、薬物はモノを創る人々が何人も、それが原因で命を落としている。きっとそれは好奇心だけではなく人生を紛らすものの一つとして必須なものになってしまったのだろう。ものによっては、一度手を出すと常習性があるというから悪気があればその人を陥れることもできる。僕はとても残念に思う。
それはそれとして、観ながら何度も涙が出た、悔し涙だ。権力者、白人たちの黒人に対する理不尽さに従わざるを得ない人々の耐える姿に。
アメリカでは、2022年、ようやく反リンチ法が成立した。1900年に法案が提出されるも200回近く廃案になっていた。
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