ノノ

異邦人 デジタル復元版のノノのレビュー・感想・評価

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)
3.7
ムルソーの他者に対する興味の薄さや反応の遅延が非情な人間であると見做されてしまうのが辛い。殺しとは別の出来事で人格を決められ裁かれる。愛や神に関心がなく全てが無意味であるという考え、どこまでも自分を貫いてる。ラストのマストロヤンニの目力と涙が強烈。原作に忠実に作られているが、ヴィスコンティ作品としては物足りない。
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