(再)むか〜しTV放映で観た以来、カミュ–の不条理小説をヴィスコンティがマストロヤンニ主演で映画化。シャツも不快に絶えず汗ばむアルジェリアの暑い気候、養老院暮らしの母が亡くなった知らせを受けたムルソ…
>>続きを読むつくづく異邦人というタイトルが素晴らしいと思う。原作にとことん忠実で、特に裁判で置いとけぼりにされる表情が上手い。
本題と違う部分をフォーカスして揚げ足を取るのは現代も同じ。
改めて物事を大衆視点…
ママンが亡くなっても涙を流さなかったムルソー。
愛していたが悲しくはない。
翌日、彼女と海で泳ぎ、喜劇映画を観て笑い、セックスをした。
常識外れだ。
アラブ人を撃ったのは憎しみがあったからではな…
小説でカミュの異邦人を読んだ。
頭の中のイメージと近いところがあり再現度は高かった。でも主人公の感情的なディテールが惜しかった。そこが小説の良い点でカミュの良い点だと思った。
映画全体を通して光の…
★★★liked it
『異邦人』 ルキノ・ヴィスコンティ監督
Lo straniero / The Stranger
【93分吹替】
原作・カミュ
マルチェロ・マストロヤンニ as ムルソー…
このレビューはネタバレを含みます
・格別なショットがいくつか。小説が背後に透けて見えるのに映画でなければ表現しきれないと思わせる情景が不断にあった。
・マルチェロの持つ曖昧さ、時に陽気で時に憂鬱、が映画の雰囲気とストーリーに完璧に合…
アンナ・カリーナの
「風変わりなあなたが好きだけど、いつか同じ理由であなたを嫌いになるかもしれないわ」
という台詞がグッときましたね。
風変わりな彼だからこそ、
「太陽が眩しかったから」
だなんて…
Films Sans Frontieres