ちろる

しあわせのパンのちろるのレビュー・感想・評価

しあわせのパン(2011年製作の映画)
4.0
ただのほのぼの雰囲気系なだけかと思っていたら、なぜかじわっと涙が。

「北海道の月浦にある、美味しいパンを焼く宿泊施設で起こる人間模様」なのですが、登場人物のリアル感よりは、ジブリのようなどこの国なのか一瞬分からないような雰囲気なので、そこが好きかどうかがこの作品を面白いと感じるかどうかの分かれ道だと思います。

私はなんか素敵な絵本の世界に迷い込んだみたいで好きでした。

恋、親子、夫婦、そして生と死。
いくつかのストーリーで構成されて語られるのでどこかのエピソードで心に刺さるものがみんな少なからずあるはず。

ただ、これはもう少し若い時だと響かなかったかもな。大人になってから観れて良かったと思う。

そして、原田知世さんの透明感がすごい!「時をかける少女」の時から冷凍庫に入っていた?と思うくらいの美しさでそれを愛でるだけでも観る価値はあります。

美味しいパンやスープ見たら、カンパーニュ作りたくなりました。
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