クー！キン・ザ・ザの微睡のレビュー・感想・評価

ユルいSFロードムービーの殻を被った社会風刺。
舞台は地球とは価値観や風習が全く異なるものの、人種差別、カースト、貧富の差など地球と同様の社会問題がある異世界。
ロシアの権威あるチェロ奏者はキンザザにおいてお荷物扱いをされ、ホームレス(？)で音痴の青年は、生きる力を発揮して立ち回り、おじさんを何度も救う。
今となっては異世界ものあるあるだけども、原作は検閲のある旧ソ連ということでカルト的人気を誇ったのも頷ける。
……というのは実写の方を見なきゃ言えないな。